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【機構の動き】 平成24年度消費者代表の方々との意見交換会(畜産)について

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最終更新日:2012年7月25日

平成24年6月8日

平成24年6月8日に当機構において食肉の安全・安心をテーマに「消費者代表の方々との意見交換会」を開催しました。
消費者団体代表の皆さま
消費者団体代表の皆さま
この意見交換会は消費者代表の方々に対して、農畜産業をめぐる情勢や機構業務に関しての理解を促進するために開催しています。

今回は居繹ョ肉牛牧場の萬野代表取締役、全農ミートフーズ鰍フ菅原事業企画部長、そして全国食肉事業協同組合連合会の小林専務理事の3名をゲストスピーカーに迎え、食肉の安全・安心を始め、流通の概要から問題点までを幅広くご説明いただくとともに消費者代表から多くの質問がなされ、活発な意見が交換されました。

食肉の安全と品質

「北海道草原牛」について説明する萬野取締役
「北海道草原牛」について説明する萬野取締役
北海道で短角牛と黒毛の交配種の飼育を実現するなど新しい牧場経営を実践している萬野さんからは「豚の場合は液体タイプのエコフィードを与えることができますが、反芻動物である牛の場合、一般に繊維質の餌でないと消化不良を起こしてしまうことから豚と比較すると餌の原料が限定される。」といったお話に加え、「和牛特有のサシは美味しさの大切な要素ですが、牧場ではドリップが出ない、つまりアクの少ない肉質を目指して輸入牛肉との差別化を図っているが、そのためには、飼育期間が長くなりコストがかかってしまう。」など、自社放牧による飼育や、ふすまや稲わらを利用したエコフィードの取組みが紹介されました。

食肉の流通と販売

全農ミートフーズ鰍フ菅原事業企画部長(左)と小林専務理事(右)
全農ミートフーズ鰍フ菅原事業企画部長(左)と小林専務理事(右)
菅原さんからは、「和牛は近年、海外で人気が高まっていますが、これまで上位等級を中心に販売してきたので、今後は様々な部位を食べる日本の食文化を提案しつつ現地に和牛を広めていきたい。」など和牛の海外展開に関するお話がありました。 また、小林さんからは、「国内での牛肉の消費量が減少している事についてはBSEの問題だけでなく、消費者が表示や流通に関する情報を得るチャンスが少ないことも理由として挙げられる。」など、牛肉の消費量に関する現状と原因についてのお話がありました。
当機構では、今回の意見交換会で食肉に対するご理解を深めていただくとともに、今後も消費者の皆さまへの情報発信を積極的に行いつつ、イベントや資料等を活用していただけるようにホームページ等でご案内しております。

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このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196