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畜産物の需給予測

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最終更新日:2012年1月5日

 畜産物は私たちの食生活に欠かせない食料です。

 代表的な畜産物である牛肉を見ますと、総需要量は約85万トンで、単純に日本の人口で割ると一人当たり年間約6・7kgの牛肉を食べている計算となります。日本国内で販売されている牛肉の約6割が輸入品で占められます。

牛肉ってどういうものがあるの?

 国産牛肉については、「和牛」、「ホルスタイン種(乳用種)」と「交雑種」に分類されます。

 このうち和牛は、「黒毛和種」、「褐毛和種」、「日本短角種」、「無角和種」の4種類があり、中でも最も脂肪交雑(サシ)の優れているのが黒毛和種です。

 ホルスタイン種は、雌はさく乳(牛乳を搾ること)用となりますが、雄は肉用となります。和牛肉より赤身が多く、若く柔らかい安価な牛肉として重要な位置を占めています。

 ホルスタイン種の雌牛に黒毛和種の雄牛を交配して作られる交雑種は、雌雄ともに肉用に仕向けられます。黒毛和種の肉質とホルスタイン種の発育の良さを程良く備え、和牛肉ほど脂肪交雑は入りませんが、比較的安価でおいしい牛肉を供給しています。
ホルスタイン種
ホルスタイン種

需給予測を開始

 機構は、こうした牛肉に代表される畜産物の安定的な供給を図るために様々な取り組みを行っています。

 その根幹となるのが国産畜産物の価格を安定させることで、そのためには、畜産物の生産、輸入、流通、消費に関する「需給」を把握し、見通しを行うことが必要となります。

 このため、機構は今年の4月より毎月、牛肉や豚肉、乳製品の生産量、輸入量、出回り量、在庫量などに関して予測を開始しました。

需給予測法とは?

 どのようにして予測を行っているのか牛肉を例にとって紹介します。

 まず、予測したい月に肉牛が何頭「と畜」されるかを予測します。
 日本では、牛の個体識別情報により、生年月日などが牛1頭ごとにデータベース化されています。
 
 また、各畜種ごとにおおよその肥育期間が決まっており、和牛は約29カ月、増体の早いホルスタイン種(雄)は約20カ月、交雑種は約26カ月です。和牛の場合、予測したい月から29カ月を遡った月の出生頭数が、おおよそのと畜頭数となります。牛は生き物ですから出生からと畜されるまでの間、事故や病気で死んでしまう場合があり、これを加味して予測します。

 生産量については、と畜予測頭数に1頭当たりの平均体重をかけて算出します。
 輸入量は、主要商社からの食肉の輸入動向ヒアリングをもとに見込みます。
 出回り量については、過去の月別の需要量の傾向から予測します。

 これらをもとに月末在庫量を予測し、
 『月末在庫量=期首在庫量+生産量+輸入量―出回り量』として算出します。

需給予測の公表

 機構では畜産物の生産、輸入、流通、消費に関する情報を保有していますが、これまで各種調査結果などは個別に公表されていました。需給予測は、これらをとりまとめて一体的に公表することで皆さんからの問い合わせについて総合的な対応が可能となる「ワンストップサービス」を目指したものです。
2011年12月の牛肉の需給予測
 予測については、毎月下旬(22日頃)にホームページで公表しております。機構は、予測の公表により、畜産物の関係者に情報を提供することによって、消費者の皆さんへの畜産物の供給が安定的に行われるよう努めてまいります。

 また、予測と実績とのかい離を調べることで、今後さらに精度を高めてまいりたいと考えております。
(消費科学連合会「消費の道しるべ」(平成23年12月号)に掲載)
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196



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