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国内の豚肉生産と養豚農家への支援について

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最終更新日:2016年12月28日

国内の豚肉生産と養豚農家への支援について

 豚肉は、年間一人当たり12.2 kg(牛肉は同5.8kg、鶏肉は同12.6kg)消費されており、私たちの食生活にとって欠かせない食品です。そのおよそ半分が家庭で直接消費され、残りはハム・ソーセージなどの加工品や外食です。
 1年間に流通する豚肉約170万トンのうち約89万トン(平成27年度値)を国産品が占め、輸入豚肉は、主に米国やカナダなどから輸入され、加工品や外食部門で多く使用されています。
 今回は、私達の食卓を彩る豚肉となる肉豚(にくとん)の一般的なライフサイクルやエサのほか、国内の養豚農家に対する当機構の支援についてご紹介します。

出荷まで約6カ月

豚のライフサイクル 資料:農林水産省「ポケット畜産統計」
豚のライフサイクル 資料:農林水産省「ポケット畜産統計」

 母豚は、1年に約2回(牛は1回)の分娩が可能で、1回当たり平均10頭の子豚(牛は1頭)を産みます。
 子豚は、出生から約1カ月すると離乳され、およそ6カ月をかけて生育段階に合わせた配合飼料(必要な栄養素をまとめて摂取できるもの)を給餌し、110〜115kgまで肥育されます。 
 その後、食肉市場や食肉センターでと畜・処理され、卸売業者を経て、小売店の店頭に精肉として並びます。

コストの約6割はエサ代

 畜産経営において生産コストに占めるエサ代(飼料費)の割合は高く、生産コストに占める割合は約6割に及びます。 
 肥育豚へ与えられる飼料の9割以上はトウモロコシやミネラルなどを調合して作られた配合飼料です。その原料の大部分を米国など海外からの輸入に依存しているため、日本では、家畜を飼養するのに多くの輸入飼料穀物が必要とされます。
 配合飼料価格は、飼料穀物の国際相場及び輸送に係る海上運賃、為替相場の主に3つの要因から決まります。それぞれ天候や国際情勢の動向に左右され、大きく変動することから、配合飼料価格は養豚農家の経営の不安定要因の一つとなっています。
 そのため、養豚農家の一部では、飼料費の低減や飼料の安定的な確保のため、食品残さを使用した飼料(エコフィード)の活用や使われなくなった田んぼで生産した飼料に使うためのお米(飼料用米)を家畜の飼料として与えるといった取組が進められています。

養豚農家の経営安定

養豚経営安定対策事業の仕組み
養豚経営安定対策事業の仕組み

 養豚農家の所得は豚肉の販売収入と生産コストの差額で決まるため、豚肉価格や配合飼料等の生産コストの変動により、所得が左右されてしまいます。このような養豚農家の経営に及ぼす影響を踏まえて、当機構では、養豚経営の安定と国産豚肉の安定供給を目的として、「養豚経営安定対策事業」を実施しています。
 この事業は、販売収入が生産コストを下回った場合に、生産者の拠出と国の助成により積み立てた資金から、その差額の8割を補てん金として農家に交付します。
 豚肉には炭水化物の代謝を助けてエネルギーを作り、疲労回復を促進するビタミンB1などの栄養が豊富に含まれています。肌寒くなり風邪を引きやすいこの季節に、おいしい国産の豚肉料理を積極的に召し上がってはいかがでしょうか。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196



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