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第12回食育推進全国大会に参加しました

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最終更新日:2017年8月15日

「6月は食育月間」

 食育基本法に基づき作成される食育推進基本計画で、毎年6月が食育月間と定められています。期間中は、全国各地で様々な関連行事が開催されます。
 なかでも食育推進全国大会は、農林水産省と地方自治体等が協力して開催する中核的なイベントです。食育に対する理解促進を目的に平成18年から毎年開催地を変えて6月頃に開催されており、alicも第1回目から参加しています。

食育推進全国大会inおかやま

 今年は6月30日(金)〜7月1日(土)の2日間にわたり、岡山市内各所で様々なイベントが開催され、2万1200人が来場しました。(主催者発表)
 メインステージでは、北京オリンピックメダリストの朝原宣治氏、東京海洋大学客員准教授でタレントとしても活躍しているさかなクンや料理研究家の土井善晴氏がそれぞれ講演を行い、会場では多くの方が耳を傾けていました。

農畜産物の正しい知識を知ろう!〜alicブースより〜

乳牛からミルクがでるまでの成長過程
乳牛からミルクがでるまでの成長過程
 alicのブースでは「農畜産物の正しい知識を知ろう!」をテーマに、畜産・野菜・砂糖・でん粉の各分野の展示やクイズを行いました。
 冒頭のクイズの答えは(1)です。
どちらも同じホルスタイン種という牛ですが、(1)にはおなかの部分に乳房が見えますね。従って(1)は雌で、ミルクを出す牛です。(2)は雄ですので肉用に肥育されます。普段、何気なく見ている白黒柄の牛にも性別による違いがあります。
今大会では、酪農と野菜の分野で新しいパネルを展示しました。酪農のパネルでは先ほどのクイズと連動して、乳牛の1日の動きや種類、ライフサイクルを紹介しました。雌牛が生まれてからミルクが出るようになるまでには約2年もかかります。人間同様、出産をしないとミルクが出ないからです。牛乳は毎日手軽に飲むことが出来ますが、その背景には長い時間と労力がかかっているのです。
 野菜のパネルでは、岡山県内で生産されている主な野菜の出荷時期と産地を地図でまとめたものを展示しました。岡山ではなすやトマトの生産が盛んで、地図を見て、地元の野菜の産地を再確認される方もいらっしゃいました。
 この他、砂糖の原料となるさとうきびやてん菜の模型などの展示も行い、普段見慣れない農産物に興味をもたれて見学される来場者も多く、alicブースは大変盛況でした。
 次回は、平成30年6月23日(土)〜24日(日)に大分県大分市にて開催が予定されています。
 alicでは、イベント出展以外にもホームページ等で食育に関する情報を発信しています。キッズコーナーも用意していますので、夏休みのお子様の自由研究などに是非ご活用ください。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196