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【まめ知識】かんしょでん粉の始まりは千葉県!

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最終更新日:2015年11月5日

 でん粉は、ほとんどの植物に含まれるため、世界中でさまざまな原料から製造されています。日本では、かんしょやばれいしょ(じゃがいも)、トウモロコシが主な原料となっています。今回はその中でも、かんしょから作られるかんしょでん粉について紹介します。

現在のかんしょでん粉製造は鹿児島県のみ

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 「かんしょ」と聞くと、ピンとこない方もいるかもしれませんが、実は「さつまいも」のことです。「甘みのある芋」を意味し、薩摩藩での栽培が盛んだったことから、「さつまいも」とも呼ばれるようになりました。
 日本では、青果用、焼酎用、でん粉用などのかんしょが生産されており、鹿児島県や茨城県、千葉県、宮崎県が主産地となっています。このうち、でん粉原料用は、鹿児島県と宮崎県でしか栽培されておらず、現在かんしょでん粉を製造しているのは、鹿児島県内の18の工場のみとなっています。
 でん粉は、異性化糖や水あめなどの原料になる他、水産練製品、菓子類、麺類などの食品にも使用されています。このうち、かんしょでん粉は、そのほとんどが異性化糖などの糖化製品の原料となってジュースなどに使われています。

千葉県が発祥地!

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 江戸時代に活躍した青木昆陽という人物をご存じでしょうか。昆陽は、当時、西日本で作られていたかんしょが救荒作物として優れているという意見を持ち、かんしょの栽培法や形状、味などのほか、薩摩での栽培の実態などを記した「蕃藷考」を1735(享保20)年に著しており、これを八代将軍徳川吉宗に上呈しました。この昆陽の意見は、幕府に採用されることとなり、下総馬加村(現在の千葉市花見川区幕張)にかんしょの栽培試験畑を設置し、普及に努めました。
 わが国でのかんしょでん粉製造の始まりは、昆陽が「蕃藷考」を著した時からさらに100年ほどの歳月が経過した江戸時代末期になってからだと言われています。製造が開始された地は、昆陽がかんしょの栽培試験畑を設置した下総馬加村の近くであり、千葉市中央区稲荷町にある稲荷神社には、「甘藷澱粉(かんしょでんぷん)製造発祥の地」の記念碑が現在も残されています(写真)。
 かんしょでん粉の発祥が、千葉県だった、とはあまり知られていないかもしれませんが、実はこのような歴史があったのです。

 でん粉についてさらに詳しく 知りたい方は、alicのホー ムページ掲載の「豆知識」をご覧ください。
  http://www.alic.go.jp/starch/japan/arekore/arekore.html
参考資料
平成26年産かんしょの作付面積及び収穫量(農林水産省大臣官房統計部)
日本のでん粉事情(独立行政法人農畜産業振興機構)
鹿児島県におけるでん粉原料用さつまいも及びでん粉産業(独立行政法人農畜産業振興機構)

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